ロロイによって広場に集められた5人の乙女たち。
たまに招集されることはあったけれど、あまり良い記憶はない。
たまに招集されることはあったけれど、あまり良い記憶はない。
プルメリア
「あのー、今日は一体どのような?」
ロロイ
「日々魔物と戦い、祓い、平和な場所も多くなりました。しかし、まだまだ傷跡は人に街に多く残っております。そこであなたたちには【アイドル】になって頂こうと考えましたぞ」
ラナン、スフレ
「あいどる?」
ロロイ
「【アイドル】は人々に笑顔をもたらし、元気を呼び起こし、幸せを招く存在だといいますぞ」
ロザリー
「ふうん。それで? 何が言いたいの?」
ロロイ
「各街を守る乙女として、君たちがその【アイドル】をすべきと、ロロイは考えますぞ」
カトレア
「あ、あいどる……ですか……」
ロロイ
「善は急げ。というわけで1週間後。乙女の皆にはジルバラードを代表する【アイドル】としてデビューをしていただきます 」
ラナン
「人々に笑顔をもたらす……、わ、わかったわ……! で? あいどるってどういうもの?」
ロロイ
「それはですな……可愛らしい衣装で音楽を奏で、人々を楽しませるなど……」
ロザリー
「全く……。あのね、未経験の私たちにそんなこと出来ると思うの!?」
ロロイ
「比較的簡単なものを用意しております故に……」
スフレ
「スー、よくわかんないけど、楽しそうだからやるー!」
ラナン
「み……みんなを笑顔に出来るのよね? なら……やるわ」
プルメリア
「そうですわね。さらに幸せが訪れるとは、とても素晴らしいことです」
カトレア
「か……、可愛い衣装……を……?」
ロロイ
「もちろんですぞ。このロロイが見繕いますゆえ」
ロロイ
「過半数。どうやら決まりですな。では早速、練習に取り掛かるとしましょう」
ロロイの発案で【アイドル】デビューすることになってしまった乙女たち。
怒涛の1週間が始まったのであった。
怒涛の1週間が始まったのであった。
ロザリー
「ってもう告知出てるじゃない!? あーもう! いーっつもこうなんだから!」
続く。