スフレ
「スー、上手になったでしょ! おにいちゃんほめてほめて!」
プルメリア
「あらあら、スフレさん。マスターが困ってらっしゃるではありませんか」
ロザリー
「一番上達が早い? そんなの私に決まってるじゃない」
カトレア
「リードをそろそろ交換しないと……先が割れてしまいそう……」
ラナン
「ピーーーーピッ! ピッピッピッ! 私も笛吹き上手になったかな?」
ロロイ
「ホロロロロ……」
「皆、順調なようですな。今日は衣装が出来上がってきたのでお披露目に参りましたぞ」
プルメリア
「……あのポスターでは、既に衣装があるような感じでしたが……」
スフレ
「スー、アレ着たことなかったもん!」
ロロイ
「合成したんですぞ。近代の技術は優れておりますな」
カトレア
「い、衣装……、見たいです……」
ロザリー
「もう! 勿体ぶってないで早く見せなさいよ!」
ロロイ
「ホロロロロ……。」
「おほん。それでは……」
ロロイ
「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!」
ロザリー
「……。どうでもいいけど、そのかけ声おかしくない?」
プルメリア
「まぁ……。ポスターとおんなじですわねぇ」
スフレ
「スーはこれ好きだよ! 早く着てみたいなぁ!」
ラナン
「あいどるって、凄いね。こんな可愛い衣装を着て、舞台に立つんだね!」
カトレア
「なんでしょう…。とっても……胸が高鳴っています……」
ロロイ
「いよいよですな」
ロロイ
「乙女の音色がジルバラード中を包み込む……」
「皆が乙女を応援し……」
「たくさんの白い魔力が……、おっとゴホン!」
ロロイ
「想像しただけで素晴らしいですぞ!」
ラナン
「うう~っ……、緊張してきた……」
スフレ
「スー、思いっきり楽しむんだぁ!」
カトレア
「は、恥ずかしい……。で、でも、楽しみ……でもあります……」
ロザリー
「ふん。わたしはあいどるなんてどうでもいいけど……」
「せっかくここまで練習したしね。この私の音を存分に楽しみなさい!」
プルメリア
「うふふ。みなさん気合いが入ってますわね」
「私もジルバラードのみなさんにたくさんの愛を届けますわ」
ロロイ
「ホロロロ! 楽しみですぞ!」
???
「ちょっとまってぇー!!」
大騒ぎで乱入してきた、とある一人の使い魔……。
事態はあらぬ方向に?